ロードバイクのホイール(前輪・後輪)の”取り外し方”を知っていますか?
パンクをしたときや車両に載せるときにはホイールを取り外さなくてはなりません。
いざホイールを取り外すとなったときのために正しいホイールの取り外し方を知っておく必要があります。
今回は、ロードバイクのホイール、前輪・後輪ともに”取り外し方”を徹底解説します!
この記事を読んで、素早くホイールを外せるようになりましょう!
1.前輪の取り外し方
ロードバイクのホイールは、ママチャリなどの普通の自転車と比べて工具などを使用しません。
そのため、早い人では5秒~10秒ほどでホイールを取り外せてしまいます。
前輪・後輪合わせて20秒もあれば取り外せるような簡単な操作でロードバイクのホイールは取り外すことができるのです。
しかし、ロードバイクは精密に作られており、デリケートな乗り物ですから丁寧に、正確に扱いましょう!
それでは前輪の取り外し方の4つの手順を解説していきます。
1-1.フロントブレーキのクイックリリースレバーを解除する
前輪を取り外す際に最初に行うのが、クイックリリースレバーを解除することです。
これをすることにより、ブレーキシューとタイヤ・ホイールが当たらずにホイールを取り外すことができます。
1-2.前輪のクイックレバーを外す


続いてホイールをフレームから取り外すために、クイックレバーを外します。
しっかりと固定されていれば硬いはずです。
1-3.反対側のナットを押さえながらクイックレバーを回す

※この画像は後輪ですが、やり方は同じです。
クイックレバーを外した次に、反対側のナット部分を押さえます。
ナットを押さえながらクイックレバーをクルクルと回しましょう!
1-4.フレームを持ち上げて前輪を取り外す

クイックレバーをある程度回したらフレームからホイールが取り外れます。
フレームを持ち上げてホイールを取り外しましょう!
2.後輪の取り外し方:(初心者向け)フレームを逆さまにするやり方
後輪の取り外し方は、フレームを逆さまにするか、そのまま取り外すかの2種類があります。
後輪はチェーンやギアなどが邪魔になって取り外しにくいため、初心者は苦手な人が多いようです。
そのため、ロードバイクを買ってまだ慣れていない人や、初心者の人はフレームを逆さまにするやり方でホイールを取り外してみましょう!
後輪の取り外し方は前輪よりも作業手順が増えて複雑ですが、基本は前輪の取り外し方と同じです。
それでは後輪の取り外し方の6つの手順を解説していきます。
2-1.後ろのギアを1番小さいギア(外側)にセットする


後輪を取り外す際に1番初めにすることが、後ろのギアを1番小さいギア(外側)にセットするということです。
ギア変速機(ディレイラー)を操作し、1番小さいギアにしておきましょう。
初めにギアを変えておくことにより、ホイールをフレームから取り外すときにスムーズに行えます。
2-2.リアブレーキのクイックリリースレバーを解除する


前輪を取り外す手順と同じように、後輪もクイックリリースレバーを解除しておきましょう。
2-3.フレームを逆さまにする
ここでフレームを逆さまにします。
フレームを逆さまにする際、ハンドルやサドルが地面に接地するため、傷付き防止のためにマットなどを敷いておくといいでしょう!
2-4.後輪のクイックレバーを外す


クイックリリースレバーを解除し、フレームを逆さまにした次はクイックレバーを外します。
2-5.反対側のナットを押さえながらクイックレバーを回す

続いて、反対側のナットを押さえながらクイックレバーを回します。
2-6.後輪を取り外す

最後に後輪を取り外します。
取り外すときに、外れないからといって無理やり動かしてしまうと部品などが壊れてしまうので注意が必要です。
3.後輪の取り外し方:そのまま取り外すやり方
先ほどの後輪の取り外し方は、フレームを逆さまにして取り外す方法をご紹介しました。
フレームを逆さまにする方法は、簡単で確実に後輪を取り外せるやり方でした。
対して、フレームは逆さまにせず、そのまま取り外すやり方は少し難易度が高いやり方となっています。
しかし、慣れるとそのまま取り外すやり方の方がスピーディーにホイールを取り外せるのでおすすめです!
また、場所が確保できないときにはこちらのやり方で行いましょう!
それでは後輪の取り外し方の5つの手順を解説していきます。
3-1.後ろのギアを1番小さいギア(外側)にセットする


先ほどと同様、まずはギアを変えておきましょう。
3-2.リアブレーキのクイックリリースレバーを解除する

続いて、クイックリリースレバーを解除します。
3-3.後輪のクイックレバーを外す


クイックリリースレバーを解除した次は、クイックレバーを外します。
3-4.反対側のナットを押さえながらクイックレバーを回す

反対側のナットを押さえながらクイックレバーを回します。
3-5.フレームを持ち上げて後輪を取り外す

最後にフレームを持ち上げて後輪を取り外します。
前輪・後輪合わせて1番難しい手順がこの後輪を取り外す作業です。
クイックレバーが緩まっていることを確認し、フレームを持ち上げますが、ここでは両手を使います。
片手でフレームを持ち上げ、もう一方の片手でホイールをフレームから取り外します。
片手は上方向に力を入れ、片手は下方向に力を入れます。
ここで注意する点が、無理やりしないことです!
無意気に力を入れてしまうと、ディレイラーをはじめとする部品が壊れてしまいます。
ゆっくりと正確に行うことを心がけましょう!
4.まとめ
今回は、ホイール(前輪・後輪)の”取り外し方”を解説してきました。
正確な手順で行い、丁寧にフレームを扱うことで確実にホイールは取り外すことができます。
これからいろいろな場面でホイールを取り外すことになります。
そのときのために、正しいやり方でホイールを取り外せるようにしましょう!
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