「ロードバイクのタイヤって何センチがいいの?」
「25Cタイヤが良いって本当?」
ロードバイクのタイヤの太さって結局何センチにしたら良いのかわからないですよね。
ロードバイクのタイヤは、太さによって走行性能や安定性が変わってきます!
タイヤは地面と唯一接する部分だからこそ、タイヤの決め手となる”太さ”を理解する必要があるのです。
今回は、ロードバイクのタイヤは25Cが良い理由とおすすめの25Cタイヤを徹底解説します!
25Cタイヤを装着して、快適で楽しいロードバイク人生を歩みましょう!
目次
1.タイヤ表記の見方とは?25Cの「C」の意味

タイヤには、23Cや25Cなど「C」というアルファベットがくっついていますが、この「C」はなんの意味なのでしょうか?
「C」は、ホイールのリムの規格を表しています。
ホイールのリム規格では、A、B、Cとあり、A~Cの順番でリム幅が狭くなります。
AやBがありますが、ロードバイクはCと考えていて良いでしょう!
ですので、25Cは単純に25mmだということです!
また、タイヤのサイズを見た時に「700×25C」のような表記をよく見ます。
この「700」は、タイヤの外径を表しています。
ですので、700は700mmだということになります。
それぞれの数字とアルファベットの意味をまとめると上記のようになります!
この表記をわかった上で、タイヤのサイズを選ぶ必要があるのです。
2.タイヤの太さが走りに影響する3つのこと(23Cと25Cを比較して)

「タイヤの太さってロードバイクの走りに影響するの?」
「太さが違うとなにが変わるの?」
正直タイヤの太さくらいで走りに影響しないと思っていませんか?
先ほどお伝えした通り、タイヤは地面と唯一接する部分ですので影響は大きいのです!
タイヤの太さが走りに影響する3つのことについて解説していきます!
影響1.転がり抵抗:25C優勢

転がり抵抗とは、タイヤが転がるときに進行方向とは逆向きに生じる抵抗のことです。
23Cと25Cを比較して考えてみましょう。
23Cの方がタイヤ幅が細いため、一見23Cの方が転がり抵抗は少ないと思えます。
しかし、研究の結果から、25Cの方が転がり抵抗は少ないのです!
同じ荷重がかかった場合、太いタイヤよりも細いタイヤのほうが大きく変形することがわかっています。
ですから、23Cの方が路面との抵抗が生まれるということです。
25Cの方が転がり抵抗が少ないとわかっている近年では、2014年以前に比べて圧倒的に25Cタイヤを装着している人は多いのです!
影響2.乗り心地と安定感:25C優勢

ロードバイクに乗っている人にとって、乗り心地は重要なポイントです。
乗り心地と安定感に関しても、23Cと25Cを比較すると25Cの方が優れています。
それは、空気圧に違いがあります。
25Cは、23Cよりもタイヤが太い分タイヤに多くの空気が入ります。
そのため、23Cよりも空気圧が下がります。
結果、クッション性が増し乗り心地へと影響するのです。
クッション性があることにより、安定した走りを実現することができるのです!
影響3.重量:23C優勢だが大差なし

タイヤは、太くなればなるほどタイヤ重量が増します。
そのため、重量の面で23Cと25Cを比べると23Cの方が優れています。
タイヤに幅がある分、重量が増えてしまうのです。
しかし、近年の25Cタイヤの普及により重量も改善されており、23Cと25Cとではタイヤ重量はほとんど変わらないのが現状です。
ですので、タイヤの太さによる重量への影響はあまり気にすることはないでしょう!
3.タイヤは太ければ太いほど良いの?

これまで、3つの影響について解説してきましたが、25Cの方が全体的に優れているという結果になりました。
とは言え、25C以上の28Cや32Cの方がさらに優れるという訳ではありません。
タイヤには最大空気圧が設定されており、太いタイヤには高い空気圧を入れられないからなのです。
空気圧が低い結果、走りが重くなってしまいます。
タイヤの太さ | 空気圧 | 走りの軽さ |
23C | 8気圧(Bar) | ◎ |
25C | 7~8気圧(Bar) | ◎ |
28C | 7気圧(Bar) | 〇 |
32C | 6気圧(Bar) | △ |
35C | 5.5気圧(Bar) | × |
タイヤは、25Cよりも太くなると走りが重たくなってしまうということです!
4.ホイールに装着できるタイヤの太さは決まっている?

32Cタイヤは装着できないホイールや、25Cよりも太いタイヤしか装着できないホイールなど、さまざまなホイールが存在します。
「23Cタイヤを自分のホイールに装着したい!」
と思っても、自分が持っているホイールが23Cタイヤが装着可能であるかを確認しなければなりません。
上は、SHIMANO(シマノ)のホイール詳細ページです。
このように「タイヤ推奨サイズ」などと書かれた部分がありますので確認します。
タイヤの太さによっては、自分のホイールに装着できない可能性があるということを覚えておきましょう!
5.おすすめの25Cタイヤを3つ紹介!
これまでで、25Cタイヤが良いということがわかりました。
ですがロードバイクのタイヤにはさまざまなメーカーと種類があってどれを購入すればいいかわからないですよね?
そこで、おすすめの25Cタイヤを徹底解説します!
ここで紹介したタイヤを装着し、25Cタイヤの性能を体感しましょう!
おすすめ1.コンチネンタル「UltraSport2(ウルトラスポーツ2)」

コンチネンタルの「UltraSport2(ウルトラスポーツ2)」は、低価格かつ高性能な最強ロードバイクタイヤです。
クッション性抜群で、耐久性にも優れているため長期にわたっての使用ができます。
UltraSport2(ウルトラスポーツ2)は、メーカー希望小売価格¥3500ですが、Amazonでは1本¥2500前後で販売されていますのでお得です。
メーカー | Continental(コンチネンタル) |
メーカー希望小売価格 | ¥3500 |
タイヤ重量 | 260g |
適正空気圧 | 95-120(PSI) 6.6-8.3気圧(Bar) |
おすすめ2.ミシュラン「Lithion2(リチオン2)」

ミシュランの「Lithion2(リチオン2)」は、耐久性とグリップ力に優れている25C定番のタイヤです。
低価格で耐久性に優れているため、タイヤを頻繁に交換する必要もなく、長期的に使用できるタイヤです。
Lithion2(リチオン2)は、メーカー希望小売価格こちらも¥3500ですが、Amazonでは1本¥3000前後で販売されています。
メーカー | MICHELIN(ミシュラン) |
メーカー希望小売価格 | ¥3500 |
タイヤ重量 | 235g |
適正空気圧 | 87-116(PSI) 6-8気圧(Bar) |
おすすめ3.パナレーサー「Closer Plus(クローザープラス)」
パナレーサーの「Closer Plus(クローザープラス)」は、耐パンク性に優れた低価格タイヤです。
耐貫通パンクベルト「PRベルト」を使用しており、パンクがしにくいタイヤとなっています。
「軽い走りをもっと気軽に」をコンセプトに開発されたCloser Plus(クローザープラス)は、メーカー希望小売価格¥3500ですが、Amazonでは1本¥2500前後で販売されていますのでお得です。
メーカー | Panaracer(パナレーサー) |
メーカー希望小売価格 | ¥3500 |
タイヤ重量 | 210g |
適正空気圧 | 90-140(PSI) 6.2-9.7気圧(Bar) |

6.まとめ
今回は、ロードバイクのタイヤの太さについて解説してきました。
近年では、プロロードレーサーも25Cを使用している選手が増えています。
その背景には、25Cの走行性や安定性があるからでしょう。
みなさんも25Cタイヤを装着し、快適なロードバイクライフを送ってください!
25Cタイヤのメリットが意外に多いのに気づいて役に立ちました。