「いつもオイルをさすとチェーンが汚れてべたべたになる…」
「チェーンオイルのなくなる速度が異常に早い…」
ロードバイクに乗っている人でチェーンオイルについてこのような経験はないですか?
実は、ロードバイクのチェーンオイルは筆でさすとなんの問題もなくなるのです!
この記事では、チェーンオイルを筆でさすべき3つの理由と筆でオイルをさす4つの手順を解説していきます。
ロードバイクのチェーンオイルを筆でさすことでこれまで悩んでいたことが一気に晴れますよ!
目次
1.ロードバイクのチェーンオイルは筆でさすべき3つの理由

みなさんはロードバイクのチェーンオイルはなにでさしていますか?
「ペダルを一気に回してその瞬間にスプレーでさしている!」
このやり方でやっている方も多いのではないでしょうか?
実はこのやり方、NGなんです。
その理由は、これから説明する筆でさすべき3つの理由を見ればわかりますよ!
- チェーンを汚さなくて済む
- 無駄なオイルを使わなくて済む
- オイルが必要なところにダイレクトにさせる
順に説明していきます!
理由1.チェーンを汚さなくて済む
ロードバイクのチェーンオイルは筆でさすべき1つ目の理由は、チェーンを汚さなくて済むことです。
あらかじめ筆につけたオイルを、チェーンのコマに直接さすことで、チェーンを汚さなくて済みます。
「チェーンを一気に回してオイルをさしている!」
こんな方もいますが、これをするとオイルが勿体ないのです。
本来オイルが必要ではないチェーンの外側につきます。
チェーンオイルがチェーンの外側についてしまうと、走っているときに飛んでいる砂利やほこりがくっつき、チェーンが汚れてしまうのです。
また、チェーン以外のフレームやホイールに無駄にオイルを飛び散らせてしまいます。
スプレーでオイルを一気にさすことは時間もかからず簡単ですが、チェーンを汚してしまいかねないのです。
そうならないためにも、ロードバイクのチェーンオイルは筆でコマに直接さしましょう!
理由2.無駄なオイルを使わなくて済む
ロードバイクのチェーンオイルは筆でさすべき2つ目の理由は、無駄なオイルを使わなくて済むことです。
チェーンオイルを筆でさすことで、コマに直接さすことができるので無駄なオイルを使いません。
スプレーでオイルを一気にさしている人は、恐らく10割中2割くらいはチェーン以外のところに散布してしまっているでしょう。
もしかしたら5割くらいチェーンから外しているかもしれませんよ。
それはチェーンオイルの無駄使いですよね。
「じゃあスプレータイプのチェーンオイルは使うなってこと!?」
そうではありません。
後ほども説明しますが、スプレータイプのチェーンオイルは別の容器に移し替える必要があります。
面倒ですが、これはチェーンオイルの無駄使い防止のためでもあります。
ロードバイクに乗り始めるとさまざまな部品や装備が欲しくなります。
チェーンオイルで余計な出費をしたくないですよね。
そのためにも、ロードバイクのチェーンオイルは筆でさしましょう!
理由3.オイルが必要なところにダイレクトにさせる
ロードバイクのチェーンオイルは筆でさすべき3つ目の理由は、オイルが必要なところにダイレクトにさせることです。
筆でコマに直接オイルをさすことで、オイルが必要なコマの連結部分にダイレクトにさすことができます。

コマの連結部分とは、上の画像の赤い矢印が指している箇所です。
ここがいわゆるチェーンが円滑に動くためのオイルが最も必要な箇所になります。
正直、これまでオイルをさしている中で、赤い矢印以外のところにもオイルをさしていませんでしたか?
スプレーで適当にさしていた方は恐らく必要な箇所にさせていなかったと思います。
筆でオイルをさすことで、オイルが必要であるコマの連結部分にダイレクトにさせるのです!
2.チェーンオイルを筆でさす4つの手順

ここまでは、チェーンオイルを筆でさすべき理由について解説しました。
筆でさすメリットは理解してもさし方がいまいちわからない方もいると思います。
そこでここからは、チェーンオイルを筆でさすやり方を解説します。
手順1.チェーンオイルを別の小さい容器に移し替える
まずは、買ってきたチェーンオイルを別の小さい容器に移し替えましょう。
筆にオイルをつけられる程度の大きさの容器であれば問題ありません。
ここでの注意点は、必要な分だけオイルを容器に移し替えることです。
その回に使用する分だけのオイルを容器に移し替えることで、筆を差し込んだときの汚れが必要最低限で済みますよ。
手順2.小さい容器に入ったオイルに筆を入れて染み込ませる

続いて、小さい容器に入ったオイルに筆を入れて染み込ませましょう。
筆の大きさにもよりますが、それほど多く染み込ませる必要はなく、コマに垂らす1滴分だけを染み込ませましょう。
チェーンのコマの必要な部分だけに1滴垂らせば十分ですよ。
手順3.筆についたオイルを1滴だけコマに垂らす
次に、筆についたオイルを1滴だけコマに垂らしましょう。
ここでの注意点は、注油をスタートするコマに印をつけておくことです。
印をつけておかないと、どこからオイルをさしたか忘れてしまい、全体的にうまくさすことができません。
印は自分がわかれば良いですが、色のついたマッキーなどで分かりやすいようにしておきましょう。
オイルのさす場所は、以下の画像の赤い矢印のところがおすすめです。
それは、重力で外側にオイルが勝手に行き渡るからです。


画像の赤い矢印の通り、チェーンから見てフレーム側(ホイール側)にさすことがおすすめです。
フレーム側のコマにさすことでチェーンのコマの必要な箇所全体にオイルが行き渡り、チェーンの動きを円滑にしてくれますよ!
手順4.手順2~3を繰り返して1周する
容器に入ったオイルを筆に染み込ませ、筆についたオイルをコマのフレーム側に1滴垂らす。
この手順を繰り返して1周すれば注油完了です。
先ほどもお伝えした通り、初めのスタート地点に印をつけておかないとわからなくなるので注意しましょう!
3.まとめ
この記事では、ロードバイクのチェーンオイルは筆でさすべき3つの理由と、筆でさす4つの手順を解説しました。
これまであまり気にしてこなかったチェーンオイルをさす作業ですが、丁寧にすることで自転車自体の寿命を延ばすことにも繋がるのです。
この記事で学んだ筆でのオイルのさし方を実践し、快適なサイクリングにしましょう!
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