「ロードバイクを購入する際、なにに気を付ければいいの?」
「ずばり!ロードバイクの失敗しない選び方とは?」
今回は、このような疑問に答えます!
さまざまなメーカーや種類がある中で、どのロードバイクを選べばいいのか。
ロードバイクを選ぶ際の注意点はなんなのか、について勉強していきましょう。

ロードバイクを選ぶ際に注目すべき3つの点
ロードバイクの中にもさまざまな種類がありますが、なにを基準に選べばいいのでしょうか。
ロードバイクを選ぶ際に注目すべき3つの点について見ていきましょう。
1.素材
ロードバイクを購入する際、まず一番初めに注目すべき点がこの素材です。
素材とは、このロードバイクはなにで作られているのか、です。
・クロモリ
・アルミ
・カーボン
この3つそれぞれにさまざまな特徴がありますが、それについて見ていきましょう。
クロモリ
クロモリとは、炭素鋼にクロムとモリブデンを配合した合金のことをいいます。
クロモリの特徴としては、次のようなものがあげられます。
・重たい
・とても頑丈であるため、長持ちする
・錆びやすい
・乗り心地が良い
アルミ
アルミとは、その名の通りアルミニウムですが、純アルミニウムではなくこちらも合金です。
アルミの特徴としては、次のようなものがあげられます。
・軽い
・安価である
・衝撃に強い
・錆びにくい
・乗り心地が悪い
カーボン
カーボンとは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のことで、カーボン繊維を強化したプラスチックのことをいいます。
カーボンの特徴としては、次のようなものがあげられます。
・非常に軽い
・高価である
・不意な衝撃や、一点に集中した衝撃に弱い
・錆びない
・乗り心地が良い
3つの素材を比較して
一概にはいえませんが、参考までにまとめてみると、
高価 カーボン>クロモリ=アルミ 安価
乗り心地いい カーボン>クロモリ>アルミ 乗り心地悪い
衝撃に強い クロモリ>アルミ>カーボン 衝撃に弱い
軽い カーボン>アルミ>クロモリ 重い
このような感じになります。
ずばり!初心者におすすめの素材は?
クロモリ・アルミ・カーボンの3つの素材の特徴について見ていきました。
ずばり!初心者におすすめの素材は、クロモリかアルミです。
それは、カーボンは非常に割れやすく、初めてのロードバイクでカーボンはリスクが高すぎるからです。
初めてのロードバイクでフルカーボンを購入して、割ったときのショックは異常なほどです。
せめてフルカーボンではなく、基本はアルミでところどころがカーボンのフレームを購入するようにしましょう。
カーボンは非常に高価で、簡単には手に入らない素材ですので、
カーボンのロードバイクを購入する際は十分に気を付けましょう!
[ロードバイクの素材についての記事はこちら]


2.コンポーネント(部品)
コンポーネントとは、ロードバイクを構成するさまざまな部品の総称のことをいいます。
自転車業界では、「コンポ」と略されることが多いですね。
このコンポーネントで、ロードバイクの価格は大きく左右されます。
ロードバイクのフレームの同じく、コンポーネントにもさまざまなメーカーがありますが、
一般的に3つのメーカーが主なコンポーネントのメーカーとして、ロードバイクに使われています。
その3つのコンポーネントのメーカーとして、次の3つがあげられます。
・SHIMANO(シマノ)
・Campagnolo(カンパニョーロ)
・SRAM(スラム)
SHIMANO(シマノ)
日本だけでなく、世界でも高いシェアを誇っているSHIMANOですが、ロードバイクにおける約8割はこのSHIMANOを使用したロードバイクです。
このSHIMANOの中にも7つのグレードがあります。
・DURA-ACE(デュラエース)
・ULTEGRA(アルテグラ)
・105(イチマルゴ)
・Tiagra(ティアグラ)
・SORA(ソラ)
・Claris(クラリス)
・Tourney(ターニー)
上から順に、より高価で高性能なグレードです。
ずばり!初心者におすすめのグレードは?
この中でも、初心者におすすめのSHIMANOのコンポーネントのグレードは、上から3番目の105がおすすめといえます。
もしくは、105の一つ下のグレードであるTiagraがいいでしょう。
初心者モデルに多い10万円~15万円のロードバイクに使われているコンポーネントはほとんどこの2つです。
それ以上のグレードは一気に価格が高くなります。
またそれより下のグレードでは、初心者が手こずるであろうギア変速がうまくいかない可能性があります。
ギア変速には、ちょっとしたコツがいり、チェーンが外れる原因にもなるので、
初心者にも安心の105をおすすめします。
[コンポーネントについての記事はこちら]

3.ブレーキ
ブレーキには、一般的に多いキャリパーブレーキと、ディスクブレーキがあります。
ロードバイクのブレーキの種類は、この2つに分かれます。
それぞれ特徴を見ていきましょう。
キャリパーブレーキ
キャリパーブレーキとは、ホイールのリム部分を挟むことによってブレーキがかかる、一般的なロードバイクのブレーキです。
キャリパーブレーキの特徴としては、次のようなものがあげられます
・安価である
・メンテナンスが容易である
・対応ホイールが多い
・ブレーキによる怪我の危険性はない
ディスクブレーキ
ディスクブレーキとは、ブレーキローターと呼ばれるホイールの中心部に付いているシールドのようなものを挟むことによってブレーキができるものです。
ディスクブレーキの特徴としては、次のようなものがあげられます
・高価である
・制動力が高く、安定性がある
・バイクコントロールをしやすい
・メンテナンスが複雑で知識が必要となる
・対応ホイールが少ない
・ホイールが重くなってしまう
・落車時にローターで怪我をする可能性がある
キャリパーブレーキ、ディスクブレーキのそれぞれの特徴について見ていきました。
ディスクブレーキは、複雑な形状のため、高価になってしまいます。
その結果、ディスクブレーキがあまり普及せず、キャリパーブレーキがロードバイクの大半を占めているのです。
しかし、ディスクブレーキにも良い点はたくさんありますので、ブレーキの種類は検討してみるべきでしょう。
[ディスクブレーキについての記事はこちら]

ロードバイクを選ぶ際の注意点
ロードバイクを選ぶ際に注意する点がいくつかあります。
買ってしまってからでは遅い、ロードバイクを選ぶ際の注意点について見ていきましょう。
フレームサイズ
ロードバイクを選ぶ際、このフレームサイズには細心の注意が必要となります。
フレームサイズとは、その名の通りロードバイクのフレーム(本体)のサイズのことをいいます。
一般的に、ロードバイクのフレームサイズは身長を参考に決めます。
フレームサイズ 適応身長
470mm 150~168cm
490mm 154~172cm
510mm 158~176cm
530mm 162~180cm
550mm 166~184cm
570mm 170~188cm
590mm 174~192cm
※メーカーによってもかなり異なりますので、ご確認ください。
また、手足の長さによってもフレームサイズは異なる場合も多くあります。
フレームサイズは、今後ロードバイクを乗っていくうえで、非常に重要になってきます。
フレームサイズが自分の適応と異なると、ハンドルやサドルの高さが合わない可能性があります。
上げようとしたり、下げようとしても不可能になってしまう可能性があるので、フレームサイズには細心の注意が必要です。
試乗やバイクフィッティングで自分のサイズを知ろう!
身長から大まかなフレームサイズはわかるものの、人それぞれ手足の長さや身体の大きさは違います。
先ほどの適応身長から調べてフレームサイズを選ぶのはリスクがあります。
そうならないためにも、ロードバイクはお店に行って店員さんとよくお話をして購入するようにしましょう。
また、お店ごとに開催している試乗会に参加し、ある程度の自分のサイズを把握しておきましょう。
さらに、ある店舗には置いてある、SHIMANOのバイクフィッティングマシーンに乗ることで、自分に合ったフレームサイズが的確に数値として把握することができます。
バイクフィッティングマシーンでは、自分に最適なサドル位置・ハンドル位置がわかります。
買ってしまってからでは遅い、自分に合ったフレームサイズを理解し、ロードバイク選びを失敗しないようにしましょう。
まとめ
今回は、失敗しないロードバイクの選び方について解説してきました。
ロードバイクは、他の自転車よりも非常に高価です。
買ってしまってからでは手遅れですから、購入する前から少しでも知識を持っておく必要がありますね。
今回勉強したことをロードバイクを購入する際に生かしましょう。
そして、素晴らしい自転車人生を歩みましょう!
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